こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
日本の出生率が劇的に下がっている、というニュースを見ました。
世界銀行の公表データによれば、2022年9月の合計特殊出生率世界ランキングで、日本は208カ国中191位だそうです。
最下位クラスだね。
私には子どもはいませんが、今の日本で子どもを持つということについて、ちょっと考えてみました。
父の言葉が説得力あった
昔、父に言われたことで、私がなるほどと思った言葉があります。
「どんなに不況だって、子ども一人を育てられない世界があるわけない。皆で協力すればお金も時間もなんとかなるものだ。」
子育て制度も整っておらず、給与も上がらない日本でこれをいうと、若干お花畑のような意見にも聞こえますが、これには父の信念があります。
父の母(私の祖母)は、戦争で夫を失ったシングルマザーの海女(あま)さんでした。かつ、5人兄弟だったので、とても貧しい暮らしだったそうです。
▶︎祖母の話はこちら:600万円の遺産。相続でわかった、祖母のかっこいい生き様。
それでも昔の田舎では、社会全体で子どもを育てるのが当たり前だったため、近所のおじさんに叱られたり、隣のおばさんにご飯を食べさせたりしてもらって育ったそうです。
父にはそれが当たり前だったので、自分に孫ができたら同じように自分が全力でサポートしたいと思っていたようでした。
が、我が家は夫が不妊だったのと、私が子どもを欲しがらなかったので、それは夢に終わりました。
父は相当しょんぼりしていたそうです。
父、すまん。どうにもならないことってあるよね。
この話はこちらにまとめていますので、興味のある方はどうぞ。
話はそれましたが、ではなぜ父の時代のように「社会全体で子育て」ができなくなってしまったのでしょう?
将来不安が全て
「どんなに不況だって、子ども一人を育てられない世界があるわけない。皆で協力すればお金も時間もなんとかなる」
よくよく考えてみれば、これって単純明快。実際その通りだと思うんですよね。
そうでなければ、貧困国で子どもが成人するのは奇跡レベルということになります。
ただ、なぜかそれが日本では難しい。
その理由はやっぱり、以下のような将来不安ということに尽きると思うんですよね。()は一例です。
- 出産・子育て支援制度が未発達(不妊治療や出産費用がいまだ多額)
- 給与は上がらず、物価は上昇(子の大学進学は全額奨学金か、諦める)
- 子育て中の人に排他的な社会(バスでベビーカーの乗せ方を間違っただけで炎上)
- 会社が子育てとキャリアの並行に非寛容(時短勤務だとキャリアアップできない)
私も、もし今自分が子どもがほしかったとして、「今でこんな状況なんだから、この先どうなっちゃうの?」と希望が見いだせなくなってしまいそうです。
ただし、ここで全ての将来不安を一つだけ解決する方法があります。
それは、お金。
身も蓋もないけど、実際そうだと思う。
個人資産があれば、たいていのことは解決する
全てにおいて言えることですが、お金はたいていの負を取り除いてくれる強力なツールです。
もし潤沢な資産があれば、不妊治療や出産費用への不安は軽減されるし、育児中もシッターさんや家事代行の力を借りることができます。
子どもの進学費用に頭を悩ませる必要もありません。
実際に、私の知る富裕層のお客さま家族は、夫婦共にガンガン働く一方で、こういったお金で解決できることは全てアウトソーシングしています。
心に余裕があるから子どもとの時間も大事にできるし、仕事に集中することもできます。
このように、最初に資産さえあれば、余裕を持って子育てをし、さらに稼ぐというシステムが構築できるんですよね。
子育てへの将来不安を軽減する方法は、やはり資産がキーになると思います。
庶民には資産なんて、と思うなかれ
とはいえ、「もう遅いよ」とか「間に合わないよ」という方もいらっしゃいますよね。
私は、資産運用はいつから始めても遅くないと思っています。
出産には間に合わなくても、子どもの大学進学までには間に合うかもしれません。
もしくは、自分の老後資金は運用に任せ、それ以外の労働収入を子どもに全額当てるという方法もあります。
私は40代になっても自分のペースで、コツコツ資産を大きくしていますし、もし自分に子どもがいたら、さらにがんばって労働し蓄財したと思います。
大切なのは、自分に言い訳せず、小さくでいいから始めてみること。
この貧しくなっていく日本で、自分のできる範囲で、自分の思考で自衛をするということが重要なのではないかなと思っています。
まとめ
以上、今の日本で子どもを持つということについて、考えてみました。
もちろん政治にもがんばってもらいたいですが、やっぱり個人が社会の負を嘆いていても、何も変わりませんからね。
自分なりに自衛するしか、自分の理想の未来をつくる道はありません。
あと、不妊に悩んでいる方へ。どんな状況でも子どもがほしいと思えること自体が、私は素敵なことだと思っています。強い気持ちで望んでいるならば、たとえ潤沢な資産などなくても、将来不安に打ち勝てますしね。応援しています!
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