【オザケンを聴いて回顧】ゆるい時代に、泥くさい道を選んだ話。

好きなことでゆるく働く

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

先日、何も生み出さないような独自のエンタメ(くだらないこと)をただ楽しんでいる、という日々を紹介しました。

その話のなかで出てきたのですが、スチャダラパーやら小沢健二やらを聴いたときに「95-20年代あたりって、文化がおもしろかったなあ。」と少々回顧的になりました。

今回は、私が「ゆるくオシャレな時代に、泥くさい道を選んだ話。」についてご紹介します。

渋谷系文化の若者たちが面白かった時代

あくまで1995年-2000年あたりの、私が周りを見ていての感覚ですが。

何をしたいかわからないけど、地に足をつけずに好きに生きていきたい

みたいな若者がパワーをもっている時代がありました。

夫も東京っ子のため、良い大学に行き、スタバで楽しく働き、裏原宿のアパレルショップで服を買い、夜はクラブでDJをし…という、もう笑っちゃうくらい、その文化ど真ん中にいた人でした。

一方、私は同い年ながらそういう文化とは真逆な、野心がっつり系の田舎者。

お金も稼ぎたかったし、当時はなんでも手に入れたかった!

サバイバル精神溢れた私は、夫を含めた彼らのことを「恵まれてんなー」「浮かれてんなー」と冷めた目で見つつ、そういうモラトリアムを謳歌する文化にも興味津々でしたよ。

ゆるい雰囲気がなんかかっこいい時代だった

私が何に興味津々だったかというと、当時の文化の背景にあった「ゆるい雰囲気」です。

音楽でいうと、冒頭でご紹介したスチャダラパー、小沢健二、さらに奥田民生、PUFFYなど、

なんかガツガツしていない、ゆるーい感じ。

それが私の目には、なんかオシャレに見えたんですよね。(時代的にもそうだったかも?)

たとえば、小沢健二さんの「痛快ウキウキ通り」の歌詞が、こんな感じ。

プラダの靴がほしいの そんな君の願いを叶えるため

マフラーを巻いて 街へ出て

恥ずかしいながらも痛快ウキウキ通りを行ったり来たり

1995年|痛快ウキウキ通り|作詞作曲:小沢健二

これを、マッチョとは対極にいる男の子が、軽やかに楽しそうに歌い上げていた時代でした。

ゆるくて、おしゃれで、楽しそうだった。

ただ、その雰囲気だけに流されている人たちのことは、私はけっこう冷めた目で眺めていたんですよね。

「つまんない仕事しないで、好きなことで働こうよ!」という時代

そんな時代の同年代の子達の口癖は、

就職なんてつまらない。好きなことして生きようぜ!

でした。

当時の渋谷界隈は、カフェブーム、クラブブームでもあり、有名大学を出て有名企業に入るよりも「カフェ・クラブ・アパレルショップ開きました」みたいな人のほうがカリスマになる感じでしたよ。

ただ、私は彼らから次々と語られる夢物語(主に飲みの席で)を、けっこう冷めた目で見ていました。

  • いつか自分のクラブを持ちたい
  • いつかDJとして食べていきたい
  • いつか俺カフェ開くから、おまえ料理担当やってよ!

私が夢語り集団を、冷めた目で見ていた理由

結局のところ、彼らは好きなことをして生きるための具体的な行動は一切とっておらず、

夢を語って気持ちよくなっていただけ

だったんですよね。

つまり、毎日楽しく過ごしていたら、誰かに声をかけてもらって出資もしてもらって、なんかノリで人生うまく行くんじゃね?みたいな感じで、365日過ごしていたわけです。

私は夢の大きさではなく、何一つ具体的な行動しない彼らに冷めていました。

その飲みの席でのサムイ光景をしばらく眺めて、ふと私は自分はこちら側にいたくないなと思いました。

そして、彼らが揶揄するようなサラリーマンになりました。

当時の私は、

時代には逆行しているかもしれないけど、何かひとつでも具体的なスキルを身につけよう

と思った記憶があります。

好きなことでゆるく働けている現在

私は今、好きなことで働いています。

やっぱりそれもこれも、会社で色々学ばせてもらったからなんですよね。

会社は、当時の友人たちが回避するような、キツくて泥くさくて没個性の世界でした。

そのかわり、私は好きなことで自由に働くための、具体的なスキルを獲得することができました。

私はあの時代に流されず、自分の頭で考えて、自分で人生を選択して良かったなと思っています。

だからこそ、いま流されそうになっている方に強くお伝えしたい!

もし時代の雰囲気が正反対だったとしても、直感を信じてその道を突き進んでください。

かっこいいとされる職業も、働き方も、価値観も、時代や文化によって本当にコロコロ変わります。

そんななか、自分で選んだ人生だけは、変わらず愛しいものになりますよ。

まとめ

以上、「ゆるくオシャレな時代に、泥くさい道を選んだ話。」をご紹介しました。

この話の結論は、

時代に流されず、自分で選択して行動しよう。

でした。

時代の雰囲気は全無視して、自分で選択しようね。

みなさんの青春は、どう過ごしていましたか?機会があれば、今度教えてくださいね♪

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