こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
私は、自分のことが大好きです。
こう書くと気持ち悪いのですが、事実なので仕方ありません。
小さな頃から家族全員が「自分が一番好き」みたいな人種なので、私の自分好きも元々ある性質なのでしょう。
自己肯定感が高いというと、最近の風潮では良いとされがちですが、もちろんマイナスな面もあります。
私が最も苦労してきたのは、
他人の弱さや痛みがわからない
ということでした。
今回は、「繊細さこそ、素晴らしい資質。自分の魅力に気づこう!」ということについてお伝えします。
自己肯定感が高い人にありがちな弱点
今も自分の弱点だと思っているのですが、私は共感性や思いやりみたいなパラメーターが低め。
要は、デリカシーがないんですね。
たとえば、「他人と比べて落ち込んでしまう」という友人の悩みがいまだによくわかりません。
なぜなら、私にはこの経験がないからです。
この話をすると、友人からは「まさか!」「強がってる?」とか思われるようなので、マイノリティなんだなあと自覚しています。
他人と比べて落ち込むってどういうこと?
自分大好きモンスターは、基本的に自分が一番愛しい存在だと思い込んでいます。(怖!)
そのため、他人とスキル差異はあることを認識していても、基本的に人間性に優劣をつける脳にならないんですね。
わかりますかね?この自己愛の危険さを…。
要は、ほとんどの人がもつ繊細な部分がすっかり抜け落ちているのです。
この「自分にしか興味がない」という性質は、自分自身がプレイヤーの場合は、非常にうまく機能します。
たとえば、会社員時代でいうなら、優秀な同期と比べて落ち込むなんてこともなく、むしろ彼らの良い点をどんどん取り入れて、どんどん良い営業成績を出すサイクルに入りました。
問題はここから。
私はメンバーをマネジメントする立場になると、苦労するようになりました。
他人の痛みがわからない
基本的に自分のことにしか興味がないので、メンバーの感情の揺らぎに気付きにくいんですよね。
たとえば、「業務でもやもや。人と比べてもやもや。話を聞いてほしい。」という後輩がいた場合。
あの人と比べて私はなんてだめなんだろう、と追い詰められて泣く後輩に、なんと声をかけるべきかがわからなかったんですよ…。
これは、いまだによくわからん。
さらに、ビジネスの場で「ただ話を聞いてもらってスッキリする」という人が存在することにも、心から驚きました。
そして、(合理的なアドバイスをしていないのに)私が話を聞いて相槌を打ったり、彼女の良い点を伝えたりするだけで、彼女はまた元気になるわけです。
ビジネス用語的に「マン・マネージメント」というのは知っていましたが、そのような経験を通じ、私はただただ人の弱さや痛みに鈍いんだなあと実感しました。
人と比べて落ち込むという方へ
私が一番お伝えしたいことはこちら。
自分が経験をしていないことで、伝えられる言葉は少ない。
そのため、あなたが人と比べて落ち込んだり、自分の弱さにへこんだりすることは、実は素晴らしいことなのです。
なぜなら、この繊細な世界で、人に寄り添う優しさを持てるから。
さらに、自分の経験からくる共感力やアドバイスで、誰かの心を軽くする場面もあるかもしれません。
これって、素晴らしいことではないですか?
もし生きにくいと感じる方がいたら、どうかそんな自分に誇りをもってくださいね。
傷つきやすさや共感力は、間違いなくあなたの力の一つですよ。
まとめ
以上、「繊細さこそ、素晴らしい資質。自分の魅力に気づこう!」についてお伝えしました。
人は私が思うより、ずっと弱く、繊細で、美しいんだなあ、と年齢を重ねて感じるようになりました。
たまに「私なんて」という繊細な友人を見ていて、それも私からすると素晴らしい資質なんだけどなあ、といつも思うので言語化してみました。
一方、デリカシーのないことを自覚する私は、誰かを傷つけることのないよう言動や振る舞いに気をつけようと思います。
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