こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
兵庫県知事選で話題になってしまったPR会社社長について、ただただ気の毒だと思っています。
あのように誹謗中傷され、マスコミに追いかけられ、悪意の標的にされていいはずがありません。
そして、私は一連の騒動を眺め、これって本当に他人事ではないな、とも思っています。
今回は、「失敗事例が視界に入った時は、自分ならどうする?だけを考えよう。」についてお伝えします。
キャンセルカルチャー怖い
気のせいかもしれませんが、ここ数年、キャンセルカルチャーがどんどん加速していませんか?
キャンセルカルチャーとは:特定の個人や団体が社会的に好ましくない発言や行動をした際に、SNSやメディアを通じて批判や不買運動などを行い、社会から排除しようとする動きです。
今まで届かなかった声が表面化されてきたこと、個人の消費者が企業にNOをいえる選択肢が増えたことは素晴らしいことだと思います。
ただ、私の感覚だと今の加速した風潮は、昔なにかで調べた中世の魔女狩りとよく似ているんですよね。
現代では火あぶり処刑ではなく、社会的抹殺になるわけですが…。
庶民が「石を投げて溜飲を下げる」みたいな流れも、なんとなく似ている。
こ、怖いよう。
何が怖いって、いつ自分もそこに巻き込まれるかわからず、なんとなく息を潜めている感覚があるってことですね。
自分がそうなるのは、天狗になったとき
何度かブログにご紹介していますが、もし自分が現代の魔女狩りにあう時は、確実に
天狗になった時
だと思います。
冷静な思考の時ならば、影響やリスクが頭を掠めるはずのことも、天狗になったとき(自分は優秀であると思いあがったとき)は認知が簡単に歪むのです。
そのため、本気で
自分の行いが、他の人のためにもなるだろう
という使命感が生まれ、普段なら絶対にしないリスクの見落としをしたり、致命的なミスをおかします。
私が怖いのが、昔なら笑って終わる失敗だとしても、現代ではそれで一発アウトになることです。
自分も他人事ではない
今回のPR会社社長が、ここでいう天狗だったのかどうか?は、私にはわかりません。
noteでの戦略開示を拝見する限り、私は少なくとも本気の善意があったんじゃないかな、と思います。
実際にPR分野でのSNS戦略について、知らないことばかりで勉強になった。
ただ、高揚した精神状態だったのだろう、とは容易に想像ができます。
なぜなら、縁の下の力持ちに徹するPR業としては、通常ならまずしない判断だろうから。
noteの内容が事実だとすれば、実際に泥臭く動いていて、私はSNS運用において素晴らしいお仕事だと思いました。
そんな素晴らしいお仕事された方だからこそ、通常の精神状態だったなら。
ナマモノの戦略を時間差もなく開示するには、「リスク大丈夫か?」「影響範囲は?」と、確実に一度は立ち止まる気がします。
ここで重要なのは、この手のリスクをすっとばす精神状態になることが、私にも決して他人事ではないということなんですね。
重要なのは、自問自答
重要なのは、その方の行いを批判することではありません。大事なのは、
自分が同じような成功体験があった時、認知が歪まずにいられるか?
という自問自答なのです。
正直、すぐ調子にのる私には自信がありません。
たとえば、自分ならXなどでチヤホヤされて嬉しくなり、偉そうに講釈を垂れ始め、顧客情報に繋がる話をうっかり披露しないか?とか…。
うう、想像するだけで震えあがる。気をつけよう。
だからこそ、自分もこの事例を頭に叩き込んでおこうと思っています。
まとめ
以上、「今回は、「失敗事例が視界に入った時は、自分ならどうする?だけを考えよう。」についてお伝えしました。
結論は、こちらでした。
自分が同じような成功体験があった時、認知が歪まずにいられるか?という自問自答をする。
自営業者・経営者ならば、特に「自分だったら?」と想像することが、自分の身を守る唯一の術です。
そして、ここが最も重要なのですが、そこで一度や二度失敗した人がいたからといって、外野が好き放題叩いていいわけありません。
キャンセルカルチャーは、私はシンプルになくなってほしいなと思います。
PR会社の方々は大変だと思いますが、なんとか全員病まずに、嵐がすぎるまで健康でいてほしいです。
【関連】よろしければこちらもどうぞ。