サービス事業は守秘義務が命。個人事業主が信頼を得る方法。

ペットシッター

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

私は個人事業主として、ペットシッターというお仕事をしています。

ペットシッターは動物と戯れるだけの仕事と思われがちなのですが、私は飼い主さんのサポートをするプロフェッショナルでもあると思っています。

そしてそこで最も重要なことは、守秘義務の徹底

お客さまのご自宅の鍵を預かっているという責任の重さを認識することが最も大切なことかもしれません。

今回は、個人事業主が信頼を得るために必要不可欠な「守秘義務」について綴ります。

ペットシッターとは

ペットシッターとは、基本的にお客さまが不在のあいだに合鍵を使ってご自宅に入り、お留守番中の動物のお世話をする仕事です。

そこまで難しい資格も必要ないので、今では数多くの方が新規参入しています。

ただ、それでも5年以内に辞めてしまう方がほとんど。

その理由のなかに「動物が大好きだから始めたのに、動物と接するだけの仕事ではなかった」というものがあります。

ペットシッターは、実は動物だけでなく、その飼い主さんとのコミュニケーションもかなり重要になる仕事なんですよね。

私は元営業だったので人と接することは苦にならないのですが、どうやらそのへんが理想と現実にギャップを感じる方が多くいるようです。(ただ、人と全くコミュニケーションをとらなくてよいサービス業ってあるのかな?とは思いますが…。)

理想のペットシッター

私は、自分自身が忙しく働いていた時にペットシッターを探したことがあります。

当時は「ペットホテルにいるスタッフの中で、空いている人がペットシッターもする」みたいなシステムが多かったので、誰が来るかわかりませんでした

その点で、私は自宅の合鍵を他人に預けるハードルを高く感じてしまったんですよね。

さらに、皆さん本担当ではないからか、あまり親身になってくれない雰囲気だったように感じました。

もちろん裏方を知った今となっては、そのスタッフの方の事情はとてもよくわかります。が、自分が忙しい時は、助けて!という気持ちで依頼していたので、それがなんだかとても心細く感じてしまったのでした。

その時の心細く感じた記憶が、私がペットシッターとしてプロフェッショナルでありたいと思う原点になりました。

動物と飼い主さんをサポートできるペットシッター

私は、自分が事業を立ち上げる際に、自分が頼みたいと思えるようなペットシッターサービスにしようと思いました。

なぜなら、自分が顧客になったとしたら、もっと料金を払ってもいいから自分と愛犬をサポートしてくれるようなサービスがほしいと思ったからです。

例えば、担当が変わらない専属スタッフ。応対が安定している。フットワークが軽い。

そして、守秘義務・情報管理をしっかりできる。

これらの点を大切にしました。

守秘義務で顧客の幅が広がった

多分個人事業主だと珍しいと思うのですが、6年目くらいにお客さまのご紹介で芸能のお仕事をする方からの依頼をいただくようになりました。

自分の大切にしてきた想いが伝わり、信頼を得たということがとても嬉しかったです。

私の場合は特に広告で宣伝したこともなかったので、コツコツ誠実に仕事をし続けた結果、ある時そこに付加価値として「+守秘義務」がついたのだと思います。

スキルや付加価値についての話はこちらにまとめてあります。

有名人のお客さまには特に守秘義務を徹底

私が評価された理由は、やはりご自宅の鍵を預かる責任の重さを認識していることにあると思います。

私は前職で、情報管理の重要性を叩き込まれました。その時の心配りの方法を思い出し、私が有名な方を顧客に持った際には以下のようなことに注意しました。

  • 書面で守秘義務契約を交わす
  • 私生活は見ない、聞かない、触れない
  • 入ってよい部屋以外は開けない
  • マネージャーさん以外に身分を明かさない
  • 出待ちの女の子たちに顔バレしない

情報漏洩が彼らの身の危険に繋がる

特にアイドルのような職業の方の場合は、私がご自宅の鍵を持っていることを周囲に絶対に知られてはいけません。

なぜなら、そのことが彼らの命の危険に直結するからです。

また、もし私の職業がファンの方に特定されてしまうことがあれば、その際はリスク回避のためにすぐに契約を解除していただく段取りとなっています。

後をつけられたり、鍵を盗まれるリスクを考えると、先々まで対応を決めておく必要があります。

プロフェッショナルであり続ける姿勢

基本的に一人で行う仕事なので、ここまで気を使っていることがお客さまに伝わるわけではありません。

でも、こういった姿勢を続けていると、いつか必ず信頼に繋がります。

神は細部に宿る。

私は前職で、第一線で活躍されているプロの方々を見て、このことを学びました。

誰が見ていなくてもプロフェッショナルであり続ける人は、いつかそれが人柄に滲み出るものだと思います。

まとめ

以上、個人事業主が信頼を得るために必要不可欠な「守秘義務」の話でした。

これはずっと不思議なのですが、私は根はミーハーなはずなのに、昔からお仕事で芸能人と関わる時は脳がびっくりするほど切り替わります。

きっとそれだけ自分の仕事が大好きで、プライドを持っているお仕事なのだと思います。

大好きな動物に携わることはもちろん、今までに得た全ての経験を使って、現代の忙しく働く方のサポートができることに感謝しています。

情報管理の方法は時代によってどんどん難しくなっていくと思うので、皆さんも自分の感度やバランス感覚をどんどんアップデートさせていきましょう!

情報管理への感度って、本当に大切!

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