【ギャンブル依存経験者が語る】20代女が学んだリスク許容度の話。

資産形成

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

7月の投資結果紹介で、この株高で個人資産目標1800万円まであと130万円となりました。

個人的には目標達成まであと3、4年かかるかな、と思っていたのですが、もしかして意外と早く到達するのかも?

この相場でFIRE達成した方も多そうだね。

1000万円まで貯めたら、3000万円までの昇りエスカレーターに乗ったと同じ」といった内容の動画を観たことがありますが、まさにそんな感じです。

ただし!私はこんな時こそ、最悪の事態を想定しておくことが大事だと思っています。

私がリスクについてシビアに見ているのは、実は過去に自分がそれを無視し続け、一文無しになった経験があるから。

今回は、「私が過去にギャンブルで無視し続けたリスク許容度と、その結末」についてお伝えします。

私の底辺人間っぷりを紹介するのは気が引けますが、少しでもみなさんのお役に立てれば幸いです。

20代はギャンブル依存症だった私

私は会社員時代、ストレスによってあらゆる散財をしていたダメ人間です。

そこでは、買物、パチスロ、アルコール、とあらゆる沼に次々とハマっていました。

使った金額はきちんと記録していませんが、1000万円は余裕で超えていると思います。

正気に返ったとき、残高380円の通帳を見て震えあがったよ。

ギャンブル依存になると人はどうなるか

今思えばギャンブルも軽度の依存症だったと思うのですが、当時の私の脳内は仕事中も休日も、

パチスロやりたい欲が9割

を占めていました。

あのアドレナリンの感覚は、やったことがある人には理解できると思うのですが、リスク許容度をふっとばす力があるんですね。

わかりやすくいうと、

頭ではこれ以上進むのはやばいとわかっていても、やめられない

という精神状態です。

軽度ギャンブル依存20代女子の具体的な行動

私の場合、休日は開店前のパチンコ店に、5万円を握りしめて並んでいました。

前日の夜から狙っていた、良い設定の台に座るため。

おじさんの列に若い女子が一人で並ぶ時点で若干目を引く光景なのですが、私には狙っていた台に座れるかが生死をわけるくらいの重要問題だったので、他人の目など気にする余裕はありませんでした。

午前中で手持ちの5万円があっという間にパチスロの台に飲み込まれても、恐ろしいことに「まだまだこれから」という感覚。

一度ATMに向かい、さらに5万円を引き出すと「さて、体があったまってきたー!」とさらなるスイッチが入ります。

そして、そこからが本番かのように意気揚々と、自分のキープした席に戻るのです。

確変!祝杯!ぐへへ!というイメージしか浮かばない。

・・・ギャンブル依存症がどれだけ脳を麻痺させるか、おわかりいただけるでしょうか?

リスク許容度を無視し続けた結果

結局のところ、10万円使っても出なかった、みたいなことがほとんどでした。

本当にびっくりするほど、

気がつくと万札が全部なくなっている

という不思議な状態なのです。

我に返ったあとは絶望を抱えて帰宅し、

自分はなんてだめな人間なんだ

と、くよくよしますが(敗者の食事は納豆ごはん)、翌日には

取り戻したる!

という脳になっています。

そして、たまーーーーに大勝ちすると、なぜかその快感だけが記憶に残るのです。

CMで確変の演出音が流れると、今だにハッとする。

いやあ、脳とは摩訶不思議なものですね。

依存からどうやって脱出したのか?

さて、これらの依存から、私は一体どのようにして脱出したのでしょう?

実は、私にはこのパチスロ沼から脱した頃の記憶がほぼありません。

単純にこういった日々に飽きたのかもしれないし、どこかの時点で自分にほとほと嫌気がさして辞めたのかもしれません。もしくは、何か他に面白いことを見つけたのかも?

とにかくある時、憑き物が落ちたように、足がパチンコ店に向かわなくなりました。

ただし!

その時には私の貯蓄残高は380円となっていました。

一文無し人間の完成。

私が長期インデックス投資のみの理由

私が現在長期インデックス投資のみを保有しているのは、実はこれらの失敗が骨身に染みているからです。

たいていの方は投資で狼狽売りやロスカットをして学ぶと思うのですが、私にそれがないのは、ただ単に過去のギャンブルで同様の経験があるからなんですよね。

リスク許容度を無視し続けることが、どのような最悪な結末を迎えるのか。

これらをリアルに体感しているため、投資では今のところ失敗がないようです。

高すぎる勉強代だったね。

このアドレナリン放出と似た仕組みは多い

「いやいや、ギャンブルにハマる奴なんて、ばかでしょ!」と思いますよね?

私があなたに強く注意喚起したいのは、わかりやすいギャンブルではありません。

実はこのアドレナリンを放出させる仕組みは、パチスロ以外にも多く存在します。

  • 信用取引
  • FX
  • 仮想通貨取引
  • スマホゲームの課金ガチャ

これらは、あの時に私が体験したアドレナリンを出す仕組みと、酷似しています。

もちろん、FXや仮想通貨で分析をし冷静になれる人もたくさんいますし、実際にそういう方々が富を手にしています。(私の母はFXトレーダーなのですが、まさにこの冷静分析タイプです。)

ただ、すぐに熱くなって自分のリスク許容度を無視し続ける私には、この仕組みに最も向いていないんですね。

ゲームや車の運転で熱くなりがちな人も、要注意だと思う。

そのため、今ではこれらとも距離を置いて、長期インデックス投資のみの運用としています。

後戻りできるラインでギリギリ助かった

そんなだめだめ人間だった私が、それでもいまだ自分を褒めたいと思っていることは、以下2点。

  1. ドラッグに手をださなかったこと
  2. 消費者金融に借金しなかったこと

自分がキャバクラのアルバイト時代に見た光景で、「ここだけは後戻りできなくなるライン」がこの2点だったのです。

闇金ウシジマくんの世界、行かなくてよかった…。

そういうわけで、私がこれらの散財経験から学んだのは、底辺人間ならではの度胸です。

お金なんてなくなっても、また稼げばいいだけ。

お金がないなら、ないなりに生きていける。

それより大事なのは、人間としての尊厳や健康だったりするんですよね。

このことを知ったことと、若くして生きる度胸がついたことが、高い勉強代を払って得たことかなと思います。

まとめ

以上、「私が過去に無視し続けたリスク許容度と、その結末」についてお伝えしました。

私がリスク許容度を無視し続けた結末は、以下でした。

  • 一文無しになる
  • 底辺人間ならではの度胸がつく
  • お金はなくなってもまた貯められる
  • 人としての尊厳や健康の方が大事

破天荒時代も楽しかったのですが、一歩間違ったら後戻りできなくなっていたことは、心から恐ろしい事実です。

何より実際に経験するには代償が大きすぎる(1000万円級の散財なんて、しない方がいいに決まってる)ので、このブログでみなさんが少しは擬似体験できるといいな、と思い記事にしてみました。

元底辺散財人間の私でもなんとか蓄財できるようになったので、今から頑張ろうという方、どうか自信をもって進んでくださいね♪

【関連】よろしければこちらもどうぞ。

タイトルとURLをコピーしました