【好きな仕事が天職になる瞬間】看取りから学んだこと。

ペットシッター

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

ペットシッターとして、夕方に介護のお世話に伺う予定だった猫さん。

今朝、飼い主さんから「先ほど旅立ちました」というご連絡をいただきました。

やんちゃな時代からシニアになるまで、9年間お世話させていただいたので、お別れは寂しいものです。

今回は「好きな仕事を深みあるライフワークにするのは、自分」という、私の持論をご紹介します。

この子はフリー素材の猫さん。

永眠の猫さん

その子はペットショップ用繁殖猫として、数年間悲惨な環境にいた子でした。

温かい里親さんに出会い、そこからキャットシッターとして私にもお声がけいただきました。

この仕事を細く長く続けていてよかったなと思うのは、動物の一生に寄り添える年月がたったとき。

動物の一生は短いのです。

私が個人事業にこだわっているのは、幼少期から介護期まで、担当を変わらずに一生に寄り添うシッターでいたいと思ったから。

動物は「手」の感触をちゃんと覚えている

事業も10年近く続けていると、動物たちの終末期をお世話する機会が増えます。

私がゆるく働きたいと思っているのは、こういう時に余裕を持って向き合いたいからというのもあるんですよね。

長く事業を続ければ、動物との関係性にも深みが増します。

目が見えなくなっても、寝たきりになっても、動物って長年お世話しているとその人の手の感触を覚えていて、安心してくれるんですよ。

人と動物って、こういうことは全て同じ。

その猫さんも、もう起き上がることもできないのに、私が撫でると目を細めて、子ども時代と同じ表情をしていました。

介護は孤独だからこそ、サポートが必要

私は動物だけでなく飼い主さんのサポートも、ペットシッターの重要な仕事だと思っています。

たとえ動物であっても、介護はひとりで抱えると孤独なものです。

特に動物の場合は、人によっては共感されにくいこともあるので、誰にも話せなかったり、仕事を休みづらかったりして、飼い主さんひとりで孤独に抱えるしかない場面も多くあります。

私自身が過去にそんな経験をしたことがあるので、自分も少しでも同じような時期をサポートできる存在になりたいと思いました。

個人事業にこだわってよかった

ここ数年、動物のみなさんが歳をとり介護期に入ると、私の存在に安心してくれていることに気づきました。

介護って不思議なもので、彼らの感じていることがストレートに伝わる瞬間があります。

私は飼い主さんではありませんが、彼らと長い年月をかけてそういった関係になれたことで、この仕事がもう一段階深いものになった感覚があります。

この感覚を知り、担当が生涯変わらない「専属シッター」として活動してきたことは、やはり間違いじゃなかったと改めて思いました。

私はきっと、今のような働き方がしたかったんですね。

働き方で大切にしたい軸を決めるのは自分

ペットシッターというと、「動物と遊んでお金がもらえるなんていいね。」といわれることも多いですし、私もそう思っています。

ただし、自分の好きな仕事だからこそ、私はそこからさらに一歩深く入って、

自分が大切にしたい軸を観察すること

も大事だと思うんですよね。

なぜなら、そうすることで、好きな仕事を天職に押し上げることができるから。

大切にしたい軸というのは、たとえば私の場合は

幼少から最期まで、飼い主さんと動物が幸せに過ごせるためのサポーター

ということが、この仕事でずっと大切にしている軸の一つです。

自分にとって、深みある仕事をしよう

どんな仕事であっても、表層的な働き方にするか、さらに深みある仕事にするか。

それを決めるは、自分です。

あなたはどんな仕事で、どんな軸を大切にしたいですか?

会社員でもアルバイトでも主婦(主夫)でも、「ただ決められたことをやる」という思考からは一度脱して、「どんな働き方をしたいか」を考えてみませんか?

どんな仕事でも、深みある仕事に昇華させるのは自分

ですよ。応援しています。

まとめ

以上、「好きな仕事を深みあるライフワークにするのは、自分」という話でした。

シッターとしても長年お世話してきた子達との別れは寂しいのですが、家族である動物たちが弱っていく姿を一番近くで見ているのは飼い主さんです。

幸せに旅立つ動物の一生と、それを看取る飼い主さんの強さを見るたび、動物と人間の関係とは尊いものだなと思います。

全ての動物が、幸せな一生を送れますように!

【関連】よろしければこちらもどうぞ。

タイトルとURLをコピーしました