こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
私が社畜時代に学んだことの一つに、
成長する人材は思考停止しない
ということがあります。
- 今の環境に不満がある
- 仕事のできない上司の下でストレスを抱えている
- 個人事業を始めたいと思っている
という方がいたら、このエピソードから何かしらの打開策が見つかるかもしれません。
また、独立や起業を目指す方にも必須能力となる話です。どうぞ気軽に読んでみてください。
放任主義のマネージャーが着任
私が会社員として、制作部でチームリーダーとして働いていた時のことです。
うちの会社では、チームリーダーはメンバー5、6人をまとめつつ、自分もエースプレイヤーとして活動します。
私は新人でも課長でもない、いわば中堅のような立ち位置でした。
そんな時に私たちの直属の上司であるマネージャーが、完全放任主義の方に変わりました。
他のチームリーダーは不満爆発
それまでは、メンバーをよく見てきめ細やかに助けてくれる働き者のマネージャーだったのですが、違う部署に異動となってしまいました。
その代わりにやってきたのが、放任主義マネージャーA氏だったのです。
別チームのリーダーだったBさんは、それに猛反発。
「上司がすべき仕事をしない」と常に不満を言っていました。
たしかに、A氏は全く仕事をしないことで有名でした。
ただ、私個人としては、これはこれで自分のチームがうまくいくことを確信しました。
「任せきる」って実はすごい能力
A氏はたしかに仕事は手を抜きますが、私にとっては素晴らしい美点のある方でした。
それは、一旦任せたら全く口を挟んでこないことです。
そして、万が一私たちが失敗した時に、責任を取るのが彼の仕事なのです。
これって素晴らしいことじゃないですか?
手を抜きたいだけなのか、任せた方が成長すると思っているのかは最後までわかりませんでしたが、それがA氏の仕事のやり方でした。
いずれにせよ現場に「任せきる」ことができるというのは、それなりに胆力が必要なことだと思います。
ストッパー上司は意外と多い
なぜ任せきることがすごいのか?
この世には、我慢できず変に介入し、無駄に引っ掻き回す上司が大半だからです。
私は人材の成長に蓋をする「ストッパー」な上司は、仕事をしない上司よりずっと悪質な存在だと思っています。
助けなくていいから、じゃましないで!
ストッパーさんの話はこちら↓
能動的か受動的かで明暗が分かれるチーム
さて、チームリーダーが不満を漏らすと、メンバーにもそれが伝染します。
私のチームとBさんのチームには、徐々に以下の違いが出てきました。
- Bさんチーム→上が何もしてくれない!と不満をいうメンバーが増える
- 私のチーム→自由にやらせてもらえる!と前向きなメンバーが増える
あなたが仕事を丸投げするとして、どちらに任せたいですか?
どう考えても後者ですよね。
能動思考だとチャンスが増える
丸投げされるということは、チャンスをもらえるということ。
私たちのチームは、任されたプロジェクトを伸び伸びと攻めの姿勢でやってみました。
クリエイティブな集団であるほど、自由な環境で力を発揮できます。
その方針は、とてもうまく機能しました。
会社員のメリットは、失敗しても許されること
会社員のいいところは、失敗しても許されることだと思います。
そして、万が一失敗したら、上司が責任を取るだけです。
考えてみれば、経験値をつけるのになんて美味しい話なのでしょうか。
チャンスをもらったと認識したメンバーは急成長
後輩であるメンバーの子たちはメキメキと成長しましたし、私も初めてのチーム運営で大きな自信となりました。
私たちのチームは、そのプロジェクトを通じて表彰されました。
その中でもエース的な役割を担った後輩は、「どんな環境でも結果を出す」と評価され続け、1年後に大出世していました。
結論:伸びる人はどんな環境でも思考停止しない
この経験で私が後輩たちから学んだことは、
伸びる人はどんな環境でも思考停止しない
ということです。
多分、彼らの今までの成功体験も環境に柔軟に適応したことからきているのでしょう。
成長する人材は常に能動的で前向き。そして、どんなにピンチの時も思考停止しないしたたかさがあります。
もし上司が仕事をしない人だったら、あなたはどうしますか?
上司を変えようとしたBチームと、自分を変えようとした後輩たち。
この差は、後に大きな経験の差となりました。
人が成長するには、能力以上にスタンスが重要なのだということを、私はこの経験から学びました。
まとめ
以上、私が体験した「伸びる人はどんな環境にいても思考停止しない」というエピソードでした。
この経験は、いつか起業したい方にもぜひ知ってもらいたいことです。
なぜならどんな事業にも、自分でコントロールできない局面は多々あるからです。
私はそんな時、あの前向きな彼らだったらどう考えるかな?といつも想像しています。
きっと彼らなら難しい局面だったとしても、諦めずにうまく立ち回る方法をトライしてみるだろうな、と思います。
みなさんも仕事の環境でコントロールできないことがあれば、環境を変えようとするより先に、自分側にできることはないか考えてみてくださいね。
不満の気持ちを飲み込んで能動的に考えてみると、思わぬチャンスがあるかもしれませんよ。
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