こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
昨日は、大雨のなかで超大型犬さんとのお散歩でした。
レインコートを着て犬さんと歩いていると「大雨の日も犬と散歩しなければならないなんて、大変ね」と、道ゆく人から労いのお言葉をいただくことがあります。
でも、実は私たちにとって、これまた最高に楽しい日なんですよ!
今回は、「好きなことを仕事にした私の、心が震える瞬間。」についてお伝えします。
動物に好かれる性質があるらしい私
私がペットシッターを天職と思う要因のひとつは、
動物から見ると、私でなければいけない理由がある
からです。
現在、都心富裕層の世界でペットシッターが争奪戦なのですが(単純に数が足りない)、その中でも「あなたじゃないとだめなんです」という切実な依頼をいただく場合があります。
ほぼお客様のご紹介の方。ゆるく働きたいから、今はお断りすることが多いけど…。
私は他のシッターさんの仕事の仕方をよく知らないのですが、どうやら動物たちの反応が、他のシッターと明らかに異なると噂になっているようです。
本当のところはわかりませんが、思い当たるふしがあるのは、昔同業者のシッターのヘルプ(事前同行をして引き継ぎをする)をした時に、私が感じたことでした。
動物好き=ペットシッター向き、というわけではない
ペットシッターということは、確実に動物が好きでこの仕事をしている方々です。
ただし、動物が好き=ペットシッターに向いているとは限らないんですよね。
たとえば、人間が怖くてクローゼット奥に隠れる猫さん。
私の同業者のシッターさんは、仲良くならなければ、と躊躇なく撫でに行くのです。
あと、いつも人と話すようなトーンで話しかける人が非常に多い!
基本的にボリュームが大きいし、早口でせわしない感じ。
本人は気づいていないのですが、私には猫さんが「なんか怖いけど我慢…」と思っているのが伝わってきました。
私がシッティング中に気をつけていること
ここが現役シッターにすら最も勘違いされる点なのですが、ペットシッターの仕事は、
「動物と仲良くなること」ではありません。
正しくは、「動物に、いつもの暮らしをしてもらうこと」なんですね。
ペットシッターをやりたい人、みんなに知ってほしい。
そのため、私は動物がリラックスできる環境づくりを、最も重要視しています。
自分からは触れないし、抱っこもしない
たとえば、私は猫さんが耳を少し伏せて「来ないで」というサインを出している時は、自分からは絶対に触れません。
犬さんも、必要な場合を除き、自由を奪う抱っこはしません。(もちろん、自ら抱っこして!という子にはする。)
また、彼らに話しかける時は声のトーンもあえて3トーンくらい落とし、寝ている赤ちゃんに語りかけるくらいの穏やかな声にします。
そして、トイレやごはんのお世話が終わると、彼らと距離をとって、ただ静かに座っています。
何もしない時間があってもいいの?と思われるかもしれませんが、これも彼ら動物にとっては安心できる環境かどうかを判断する、超重要な時間なのです。
猫さんにとって私が脅威の存在でないことが伝わると、気になって匂いをかぎに来る、ということがよくありますよ。
あれ?怖いニンゲンじゃないの…?という顔をしているのも愛しすぎる。
こうして、彼らに選択肢がある状況を、常につくることが重要なのです。
では、どうして同業者の皆さんは、このことに気づかないのでしょうか?
動物の世界におじゃまする視点
私がペットシッターとして評価されるのは、この動物視点があるからでした。
小さな頃からたくさんの動物と暮らしていた私は、彼らを擬人化することはありません。
そのかわり、彼らの世界におじゃまする視点があります。
動物とは人間の会話はできないけれど、目で多くのことを語ってくれます。
私も、人間世界の常識を押し付けることはしません。
動物って、本当に心の優しい生き物。
彼らの視点を尊重すれば、世界が本当に美しいものになります。
私はその瞬間、「この仕事が大好き」と心から思います。
大雨の日は私たちの世界になる
昨日は、大雨のなかで超大型犬さんとのお散歩でした。
人間の視点でいくと「大雨の日も犬と散歩しなければならないなんて、大変な仕事ね」となります。
しかし、実は私たちにとって、これほど最高の日はありません。
大雨は、公園が貸切状態になる最高の日
そもそも都心の大型犬って、普段ちょっと肩身が狭いんですよね。
思い切り走り回れる場所はドッグランしかありませんし、普段の公園は子どもたちの隙間をおとなしく歩きます。
富裕層の大型犬は小さな頃にしっかり訓練されているから、穏やかな子が多い。
そんななか、大雨だと公園は貸切状態。ふと彼を見ると、その光景に目が輝いています。
私たちは「やる?」「やるよね?」を目配せし、私はリードを最大に長くします。
そして、ふたりでどろんこになって追いかけっこしたり、ジャンプしたりして遊ぶのです。
好きなことを仕事にするということ
私はこの瞬間の世界の美しさに、いつも心が震えます。
動物と人間の境界線が消える、私たちだけの完璧な世界。
好きなことを仕事にするということは、こういう心が動く瞬間がいくつもあるということ。
私はやっぱり、この世界にたどり着けてよかったなと思います。
私は自分が動物好きということもある時まで忘れていたし、この感覚が特別だなんて想像したこともありませんでした。
さらに、まさかそれが仕事になるなんて、30代前半までは思いつきすらしませんでしたよ。
あなたはいかがでしょう。何かひとつでも好きなこと、ありませんか?
もしあれば、ボランティアでも副業でも、ぜひ小さく始めてみてほしいなと思います。
まとめ
以上、「好きなことを仕事にした私の、心が震える瞬間。」についてお伝えしました。
そういえば、私が楽天市場で購入したこちらのレインコート、けっこうおすすめです。
雨の日は、このレインコートをお客様宅でスポッとかぶり、帰りは丸めてビニールに突っ込むだけ。
おしゃれではないけど、素材がほどよく重くて丈夫。自転車ユーザーに人気なのがわかります。
そして考えてみれば、大人が泥んこになって遊ぶなんて、次に仕事が入っていたら無理ですよね。
そのため、やっぱり私には「ゆるく働く」というのもかなり重要です。
仕事が終わったらそのまま帰宅して、洗濯機に汚れたオーバーオールを放り込むだけです。
このように、自分の好きな仕事を、好きな配分でできる個人業ってやっぱり最強じゃないのかな?
好きなことでゆるく働く。今後も続けたい!
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