好きなことでゆるく働きたい。必要なのは仕事へのプライド。

好きなことでゆるく働く

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

まだ夏本番前のはずなのに、連日の猛暑でびっくりしちゃいますね!

節電ポイントという謎の政策にもびっくりしたよ。

さて、コロナも落ち着いたので、本業のペットシッターも忙しくなってきました。

最近、好きなことでゆるく働くためには、やはり自分の中で軸がしっかりしていないといけないなと感じる場面が多くあります。

今回は「自分の仕事にプライドを持つ」ということについて、私の意見をまとめたいと思います。

ここでの「プライド」は変な意味ではなく、仕事への誇りや責任に近い意味合いで使っています。

自分の仕事にプライドを持つこと

私は会社員時代は自分のやりたい仕事ではなかったのですが、それでも

自分の仕事にプライドを持つ

ということは、体に刷り込まれていたと思います。

たとえば、過去にとんでもない失敗をした時も「自分に与えられた仕事はまっとうする」というプライドだけで踏ん張ったようなものでした。

なぜ仕事へのプライドを大切に思うかというと、漁師である父の背中を見て学んだことだったり、自分が関わった人生の先輩たちが皆そうだったからだと思います。

そういう大人がかっこよく見えたんだよね。

自分の好きな仕事なら尚のこと、絶対に譲れないポイントがいくつかあります。

以下はその時のエピソードです。

仕事へのプライドが信頼に繋がる話

過去に、猛暑の中でもエアコンを使わずに、猫にお留守番をさせる飼い主さんがいました。

特に年配の方は、昔の感覚で「野良猫も生きているのだから、動物は自然が一番!」と思われている方が多いです。

たしかに昔は扇風機だけでしのげた気温でしたが、今の都心は35度を超える灼熱の世界。

昔の常識が通用しなくなってきているんですよね。

そんな時、ペットシッターとしてどうするのが適切か。

ある出来事が、仕事へのプライドについて考えるきっかけになりました。

猫の熱中症事件

猫ちゃんのお世話で、とあるお宅に訪問した初日。

玄関を開けた瞬間に、ムワッと熱い空気が流れました。

その日は36度でした。

慌てて中に入るとエアコンは動いておらず、リビングで猫ちゃんが舌を出してぐったりしていました。

まさに熱中症の手前といった感じです。

緊急の判断でエアコンをつけ、体を冷やし、水分をとってもらいました。

幸い室内が冷えてしばらくたつと、その子がケロッとした顔で大好きなウェットフードを食べ始めました。

トイレの様子にも変化なく、重篤な状態にはならなかったようでほっとしました。

お客様の考えを尊重するかの境界線

飼い主さんにLINEをしてみると「いつも留守番中はエアコンはつけてない」とのこと。

ここで重要なのは、お客様の考えを尊重すべきか、自分の主張をするかの境界線。

サービス業というものはお客様の目線になることも大切ですし、動物の飼い方も本当に人それぞれの考え方があります。

その中での私が譲れない境界線は、やはり動物の事故や健康被害につながることかどうかでした。

今回は、床も熱く、お皿に入っていたお水がお湯になっていた状態でした。

健康被害どころか、命の危険がありました。

私は冷静に、でもはっきりと以下をお伝えしました。

  • この時期は、動物の熱中症の事故が非常に多いこと。
  • 30度以上の締め切った室内では、エアコンが命綱になること。
  • その猫ちゃんも、熱中症事故の例外ではなかったこと。

飼い主さんの反応

飼い主さんは「今まで一度もそんなことはなかったので、今回も大丈夫だと思った」と驚いていたものの、エアコン使用を快く許可してくださいました。

そして後日、そのお客さまにこう言っていただけました。

「はっきり言ってもらえてよかった。寒冷地域出身ということもあり、自分だけでは気づけなかった」

その後も、夏の外出時には必ずエアコンを使用しているそうです。

飼い主さんを責めない

ここで私が大切にしている主張のルールは、決して飼い主さんを責めないことです。

私は動物への危機管理のプロであると同時に、飼い主さんに寄り添う姿勢も大切にしています。

こういった場合、飼い主さんがただ「知らなかった」という場合がほとんどです。

そもそもペットシッターを依頼する時点で動物を大切に思っている方が多いので、悪意のある方はほぼいません。

ただ、飼育への情報が不足しているか、過去の情報からアップデートされていないだけなのです。

そしてそんな時にこそ、悲しい事故が起こります。

そのため、こういった場合は本人を責めるのではなく、しっかりと正しい情報をお伝えすることが大切です。

ペットシッターは最後の砦

もし飼い主さんが間違った飼い方をしている時、ペットシッターは動物たちの命にとって最後の砦となる存在です。

間違った飼い方をしている飼い主さんを感情的になじることは簡単ですが、それでは最後の砦の役割は果たせません。

私は、動物と飼い主さん両方が幸せになれるようサポートするのが、ペットシッターの仕事だと思っています。

好きな仕事にはプライドを持とう

私のこの仕事へのプライドは、どんなお客様であっても

自分が主張すべきと思った時は主張する

ということに繋がります。

その点を見失わないため、サービスの料金設定は自分にとって高すぎず安すぎない、ということも重要視しました。

詳しくはこの記事にまとめてあります↓

こういった軸は、本当に人それぞれ違います。

同じペットシッターでも、飼い主さんより動物を優先すると言い切る方、料金によってサービスの質を変える方、ただの商売としてしか考えていない方、仕事の仕方って本当に様々です。

だからこそ私は、自分が大切に思う軸は、ずっとブレずにやっていきたいと思います。

まとめ

どんな仕事も手を抜く人は抜くし、適当にやる人は適当にやります。

でもそのやり方だと、最初はうまくいっていても必ずどこかで穴が空きます。

自分自身にごまかしは通用しません。

結局、自分の仕事にプライドを持ち続けることが、細く長く好きなことで生きていくための唯一の方法なのではないかなと思っています。

みなさんもまずは目の前のお仕事で、

何を大切にしているか、何をしている自分を誇りに思うか

こういった自分の軸を考えてみてはいかがでしょう。

どんな仕事でもプライドをもって取り組んでみると、見える景色が違ってくるかもしれませんよ。応援しています。

どんな仕事にも誇りをもってやってみよう。

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