こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
私は勉強が苦手なので、ビジネス書も自己啓発本もほぼ手に取ったことがありません。
ただし、小説は大好きです。
今の私の思考の大半をつくっているのは、間違いなく小説なんですね。
何度でも繰り返し読めるし、読むたびに登場人物が自分に吸収され、それまでとは違う角度での気づきがあります。
今回は、「小説リピート読みのススメ。」についてお伝えします。
小説は、人生の学びしかない
私は過集中というか、一度物語に入り込んだら抜け出せないタイプ。
寝食を忘れて没頭するので、ミステリー小説などは大体1日半で読んでしまいます。
ゲームも漫画も似たようなものだけど、小説がいちばん没入感ある。
さらに私には、同じ本を何度でも、繰り返し楽しめるという特徴があります。
上質な小説であればあるほど、何度読んでも新鮮な発見があるし、前回読んだ時とは違う場面が心に残ったりするんですよね。
村上春樹は、マイ別格小説
そんななかでも、私の別格小説は、村上春樹氏の作品。
村上さんも「ドストエフスキーのような総合小説を書くのが夢」とおっしゃっている通り、いつ読んでも、どこを読んでも、新しい気づきがあります。
私の人生には、常に村上作品の登場人物が棲んでいる、といってもいいくらい。
登場人物には、私が憧れる人もいるし、友人のように感じる人もいるし、反面教師も、悪意の象徴のような人もいます。
そういう自分のなかの引き出しを時々開けて、「彼だったら、こういうときどうするかな?」などと想像することができます。
つまり、私の人生での視点を、複数人の視点で切り替えられるんですね。
うまく説明できないのですが、小説好きな方ならわかっていただけるでしょうか?
さまざまな擬似人生を、自分に取り込めるのが小説
私が小説から学ぶ醍醐味とは、この色々な人の擬似視点を自分のものにできるという点にあります。
そして、それができる小説というのは、本当に人の人生を変える、ものすごいパワーがあるんですね。
たとえば、些細な場面ひとつとっても、こういう影響があったり。
村上春樹の「ノルウェイの森」で、大学生の主人公が友人宅にいく時に、ふと花屋さんで水仙の花を買う描写があった。
— もふもふ@好きなことでゆるく働く犬|1800万円サイドFIRE (@mof_yuru) September 19, 2024
なんかこういうのいいなと思って、以降じぶんも花だけは気軽に買うことにしている。1輪だけでも、みんなふふっと微笑んでくれてうれしい。
私のいちばん好きなお金の使いかたです。 pic.twitter.com/dLHemVWUf0
村上春樹の「ノルウェイの森」で、大学生の主人公が友人宅にいく時に、ふと花屋さんで水仙の花を買う描写があった。
なんかこういうのいいなと思って、以降じぶんも花だけは気軽に買うことにしている。1輪だけでも、みんなふふっと微笑んでくれてうれしい。
私のいちばん好きなお金の使いかたです。
この手の小説からのちょっとした気づきが、私の人生には無数にあります。
これは自分の生き方の美学を形成するうえで、非常に価値あることだと思いませんか?
旅のお供は、やっぱり村上作品も
私は海外を旅する時は、必ず本を何冊か持っていきます。
最近はもっぱら電子書籍派だったのですが、今年はパソコンも持っていくことにしたので(ワーケーションというのをしてみたかった)、逆に本はアナログにすることにしました。
夫は私以上に小説大好き人間なので、夫の読んだ本ふくめ、この2冊を持っていきましたよ♪
- 最近夫が面白かったという本1冊
- 読み慣れた村上春樹作品1冊
私は読むのが異様に早いので、2冊だとすぐに終わってしまいそうですが、その点村上作品なら何度でも繰り返し読めるので安心です。
一度読んだ小説を数年経って読み返してみると、新たな気づきがあって面白いですよ。
何を読んだか、感想はまた今度どこかでご紹介します!
まとめ
以上、「小説リピート読みのススメ。」についてお伝えしました。
それにしても、私は活字が好きなのに、なぜビジネス本は3ページも読めないのかが不思議…。
自己成長を促すもの全般が、個人的に苦手なのかも。
先日、友人が「何がなんでも三島由紀夫作品が好きなんだけど、周りに引かれるから隠している。」と言っていたんですが、読書ほど自由な世界はありませんよね。
みなさんは、本の好みのジャンルってありますか?
特に小説でおすすめがあれば、今度教えてください♪
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