こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
先日こんな投稿をしました。
夫婦で奨学金総額1200万円を借りていたうえに、ふたりとも就職氷河期だった。今思えば、けっこうな貧困ルートに乗っていた。危なかった…
— もふもふ@好きなことでゆるく働く主婦犬|サイドFIRE (@mof_yuru) November 13, 2023
昨年に完済して、老後資金も問題なさそう。もうお金に追われたくないから、お互いで多少の個人資産をつくっています。NISAで全資産非課税、庶民にありがたい🥺✨
夫婦で奨学金総額1200万円を借りていたうえに、ふたりとも就職氷河期だった。今思えば、けっこうな貧困ルートに乗っていた。危なかった…
昨年に完済して、老後資金も問題なさそう。もうお金に追われたくないから、お互いで多少の個人資産をつくっています。NISAで全資産非課税、庶民にありがたい
こう書くと「奨学金は悪」のように受け取られるかもしれませんが、私自身は奨学金に感謝していますよ。
たぶん夫もそう思っているはず。
今回は、「未来の自分に借金してでも、自由を手に入れるのは素晴らしい!」という私の持論についてお伝えします。
奨学金1200万円夫婦
いやあ、ほんと、40代初めに完済できてよかった…!
奨学金の返済内訳は、こんな感じでした。
夫が800万円|妻が400万円
私は「自宅外・私立大」だったので、その場合のよくある額かと思います。
一方、夫は自分の意思で、大学院などに行きつつ資格の勉強をしていました。
夫は特に苦学生というわけでもなく、中学から私立に行き、欲しいものはなんでも買い与えてもらったおぼっちゃまくんです。
そのため、彼がこの額まで奨学金を借りていたのは、完全なる自由意志でした。
当時はモラトリアムを謳歌していた夫
夫とは21歳の時に知り合ったのですが、私から見ると「モラトリアムを謳歌する若者」でした。
彼いわく、「美しい世界だけを見たい。そういう時期は今しかない」と思っていたそうです。
資格の勉強も、集中していたのは最後の3年くらいで、それまでは昼はスタバでアルバイトをし、夜はクラブでDJをしていました。
要は、今はお金の心配もしたくないし、かといって就職もしたくない、という感覚ですね。
こう書くとけっこうめちゃくちゃな論理なのですが(というか、今でもそう思う)、驚くことに20年前の東京はそんな若者で溢れていた印象があります。
当時はガツガツ野心系女子だった私
私はというと、この記事の通り、彼とは正反対のガツガツ野心系女子でした。
我々は同い年ながら対極の世界にいたがゆえに、お互いに興味を持ったのかもしれません。
ただ、私たちには1つだけ共通点がありました。
それは、
自分の人生を自分でコントロールしたい
という欲が、人一倍強かったこと。
自分の人生を自分でコントロールできるということ
今も昔も、私が断言できることがあります。
自分の人生の舵取りを自分がしているという感覚は、人に幸福をもたらします。
私は、もし今18歳に戻ったとしても、奨学金は絶対に借りたと思います。
なぜなら、将来の自分に借金をしたとしても、その時にやれることは全てやりたい!と思ったはずだから。
この感覚を夫と話した時に、彼も全く同じことを言っていました。
そうして20年以上経ち、実際に私たちの人生は、
- すべての選択を自分でしてきた自負
- それをやりきってきた満足感
で、できています。
これらは、今お金があっても決して手に入らない経験でした。
我々は奨学金を借りてよかったよ。
日常に、自分で選択する自由があればいい
もしあなたが、老後資金が足りるか不安、人と比べて貯蓄が十分か不安…なんて答えのないことに脳を使っているとしたら、少し立ち止まってみてください。
日常に「自分で選択する自由」さえあれば、幸せ
と思いませんか?私は日々思っています。
たとえば、私の場合、今ならこういった日常を、気ままに選択することができます。
- 今日は寒いからコーヒーをいれて、パンケーキでも焼いてみよう
- ちょっと奮発して、友人への書簡に美しい便箋を買おう
- コンビニでポップコーンを買って、犬と転がってNetflixを観よう
大したことはないですが、日常のちょっとした行動を自由に選択できることが、私の幸せです。
お金は、あくまで自由な選択のためのツール
もう一度言いますが、
自分の人生の舵取りを自分がしているという感覚は、人に幸福をもたらします。
私にとってのお金はそれを叶えるためのツールであって、それ以上でもそれ以下でもありません。
そのために必要なお金については、
- 奨学金のように、借りる手段があれば借りる
- 投資のように、増やす手段があれば増やす
でも良いのでは?と思っています。
「奨学金を借りるより、高卒で働いた方がいい」という意見もよく目にしますが、一方で「お金を借りる=悪」で思考停止するのも、生き抜く力が少々不足しているかな、と思います。
しつこいですが、お金はあくまでツールです。
少なくとも私たち夫婦は、奨学金のおかげで20代でしかできないことを謳歌しましたよ!
まとめ
以上、「未来の自分に借金してでも、自由を手に入れるのは素晴らしい!」についてお伝えしました。
私の結論としては、
自分の人生の舵取りを自分がしている、という感覚が幸福をもたらす
でした。
今奨学金返済中の方は、そのおかげで手に入れた自由な選択を、どうか楽しんでください。
そして、親として奨学金を借りる選択をした方は、そのおかげで子どもが経験できることがたくさんある!と自信をもってくださいね。
返済中のみんな、応援しているよ!
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