こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
とある女優さんが、ジュエリーデザイナーさんとの取引でトラブルになり、LINEでのやりとりをSNSで晒(さら)されてしまうという騒動をみました。
どうやらそのジュエリーデザイナーさんが、ご自分のSNSに投稿したようです。
もちろん拡散され、週刊誌もネタにする。
今回は、「自分を損ないたくないから、晒す行為は決してしない。」という私の持論についてお伝えします。
個人事業を守る時の選択肢
詳しい内容は伏せますが、デザイナーさんはその女優さんに、よほど我慢ならなかったようです。
ご自分の創作を守るための苦肉の策、と思ってのSNS掲載だったのかもしれません。
ただ、私は自分の事業では、
「晒す」というカードは、絶対に切らない。
と決めています。
なぜなら、芸能人を顧客に持つと、良くも悪くも相手に致命傷を負わせることになるから。
現代のSNS晒しは、本当に危険
現代では、「晒す」という行為が、良くも悪くも大きな力を持っています。
これをビジネスで使う以上、相手のキャリアを一発アウトにしてしまう可能性がありますよね。
私は自分がこの選択をするくらいなら、顧客選別を見誤った自分の責任と思い、静かに取引終了の流れに持っていこうと思っています。
もしスルーできないほどの実務的損害があった場合も、やはりSNSに晒すことはせず、弁護士を通して収束させます。
広告業界でもこんなことがあった
広告のディレクター時代も、たまに業務委託のデザイナーさんが「今回のAプロジェクト、段取り悪すぎ」などと、関係者情報をSNSに垂れ流すことがありました。
そうなると、その方がどんなにセンスあふれるデザイナーだったとしても、一緒にはたらく上で
ディレクションコスト高・リスク高
という存在になってしまいます。
そして、当然といえば当然なのですが、そういう方って長く生き残れないんですよ。
少なくとも同じ業界ではそっと敬遠され、直接関わりのない私も一緒に仕事をすることはありませんでした。
最善を尽くすのが、プロフェッショナル
逆に、たとえ理不尽な状況でも、バランスをとりつつ最善を尽くすクリエイターさんは、今でも第一線で活躍されています。
このことから、私は
- ビジネスの場で感情を優先させる人
- 自分の正義・美学だけに固執する人
- アンフェアな反撃をしようとする人
は、結局のところアマチュアなのだと学びました。
晒す行為は、失うものが大きすぎる
個人で働く私が何より大切にしているのは、実は守秘義務です。
特にペットシッターはお客様の私生活に入り込むお仕事なので、この手の信念がないと話になりません。
この記事でもお伝えしていますが、芸能界のお客さまだと、ビジネス生命を奪うことにも繋がりかねないので、守秘義務については細部まで注意しています。
ビジネス相手を晒す行為とは、得るものが少ない。そのわりに、
- 今までのキャリア
- 顧客からの信頼
- プロである自分への誇り
など、自分側に失うものが大きいものなのです。
どんな世界でも、この手の信頼が一度でも崩れると、立て直すのは難しいんじゃないかな。
今回の騒動を眺め、私の場合は
自分を損ないたくないから、どんな理不尽なことがあっても、晒す行為は決してしない
と、再度心に留めるのでありました。
まとめ
以上、「自分を損ないたくないから、どんな理不尽なことがあっても、晒す行為は決してしない。」についてお伝えしました。
今回は個人業についてでしたが、会社員も同じではないですかね?
ハラスメントならしかるべき部署に相談したり、弁護士に相談することもできます。
私もなるべくなら、自分の人生から品位を損ない、健やかさが失われていくことだけは避けたいなと思います。
また、私も個人で事業をしていますが、幸いにもお客様は良い方々ばかりで、今まで理不尽なトラブルはありません。
そういうトラブルを避けるための「ヤバい人への目利き」こそ、本格的に個人で稼働する前に、経験を積んでおくとよいですよ。
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