こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。
私はペットシッターとして活動しています。
現在は新規のお客さまはお受けせず、定期契約のお客さまのみでご依頼を受けているのですが、それでも年に4回くらい繁忙期があります。忙しいのは、年末、お盆、GW、シルバーウィーク、の順です。
今回は「世の中の休日に働くということ」について綴ります。みなさんのやりたいお仕事が、世の中の休日と逆行する仕事であった場合に継続できるかどうかのひとつの判断の基準になると思います。
ペットシッターという仕事
最近、ツイッターのDMや会社サイト宛に「どうしたらペットシッターとして事業ができますか?」というご相談を多くいただきます。
方法はいろいろありますし、始めるのはそこまで難しいことではありません。ただ、9割の方が続けられず去っていく世界というのもまた事実。その理由は以下にもまとめました。
継続できない理由はいろいろありますが、そのひとつが「世の中の休日に働く」ことだと思います。
世の中の長期休暇が繁忙期
基本的に、ペットシッターというのは飼い主さんの留守中に動物のお世話をするお仕事です。
そのため世の中の長期休暇の時が繁忙期となります。特にペットシッターになりたいという方がもと会社員だと、このへんが想像と現実のギャップになることが多いようです。
たとえば、親族で集まる機会などはことごとく欠席になります。家族(特に子ども)と休みが合わないので旅行も行きにくくなります。
もちろん様々な働き方がありますし、会社員でもシフト制だったり祝日が休みにならなかったりする方もたくさんいらっしゃいます。ただ、もしあなたがそれまで世の中の休みと同じサイクルで暮らしていた場合は、注意が必要です。
世の中の長期休暇と逆行するということは、この世でマイノリティになるということなのです。
マイノリティの働き方とは
世の中の長期休暇と逆行するマイノリティな働き方をする場合、それに適合するタイプが3つあります。
逆に以下のどれにも当てはまらない方は、長期休暇と逆行する働き方(少なくともペットシッター)には向いていません。
世の中の休みと逆行する働き方が平気な人
- 元々世の中の長期休暇とは無縁の働き方だった方(例:看護師、販売員)
- 自分の好きな仕事をしている方
- 他人と自分を比べない方
私はこの中でも特に3つめを重要視しています。私が「ペットシッターになりたい」という方を見て、すぐ辞めるかどうかが明確にわかるポイントでもあります。
他人と自分を比べない方
他人と自分を比べがちな人。これは言い換えると、マジョリティ側に属していたことに慣れている人ということです。
大多数と同じ暮らしをしていることに安心する方は、世の中の休みに忙しい日々が続くとだんだんと「なんで私だけ」という気持ちになっていきます。
ペットシッター希望者が9割挫折する年末年始
昔ペットシッター会社に所属し、アルバイトとして修行していた時のことです。
「ペットシッター事業で独立するのが夢」と目を輝かせて入ってきた方(いわば後輩)の大半は、年末年始の忙しさで挫折していました。継続できるかどうかは、たいていこの時期をこえられるかどうかで決まります。
考えてみたら当然のこと。今まで家族や親族とのんびりしていた平和な年末年始の時間が、根こそぎ奪われるからです。
ペットシッターは可愛い動物と戯れるだけのお仕事と思われがちですが、決してそんな華やかな面だけではありません。年末年始はガラガラの電車に乗って朝から晩まで移動し、誰とも話をせず仕事をするのです。飲食店も軒並みお休みなので、年始の早朝からコンビニでおにぎりを買って、移動時間に追われるため極寒の外を歩きながら食べたりします。
そして、ペットシッターという事業を自分で行うとしたら、年末年始の帰省は一切不可能となります。
これはかなり孤独なことだと思います。こんな時「なんで私だけ」と思う方は必ず出てきます。そして、その気持ちがいつしか仕事に手を抜くことにつながるのです。これは私が見てきた方たちの中で、早々に挫折する方のほぼ100%がそうでした。
継続できる人の特徴
そんな中で継続できる人の特徴は、やはり好きな仕事であること。次に、他人と比較する癖がないこと。
私も自分が大好きな仕事でなければ、たぶん最初の年末で挫けていたと思います。
そして、私の場合は他人をうらやましいと思う性質がないことが幸いしました。「なんで私だけ」という気持ちになることは自分の人生では一度もなかったと思いますし、これからもないのではないかなと思います。全ては自分の選択なので、不満があれば自分で解決すればよいだけです。
世の中と違っていても、それは自分の判断。マイノリティの働き方をするということは、そういうことなのです。
まとめ
どんな仕事も、やってみると想像と違ったということがあると思います。
大切なのは、自分がこの世のマイノリティ側になっても誠実に手を抜かずにやれる仕事かということです。私の場合は、誰の価値観でもなく自分自身が好きで誇れる仕事だから続けられているのだと思います。
みなさんも好きな仕事をやってみたいと思う時、その働き方はマイノリティではないか?それでも誠実に手を抜かず働けるか?を考えてみてください。
自分の軸がしっかりしているならば、どんな仕事でもきっと継続できると思いますよ。応援しています!