【2023完全解説②】ペットシッター起業・個人開業|独立の成功手順(運営編)

ペットシッター

こんにちは。好きなことでゆるく働き、都心ミニマルライフを楽しむもふもふです。

私は「好きなことでゆるく働く」ことを軸に、ペットシッター事業を立ち上げて10年近く活動しています。

ここ数年「個人開業でペットシッターになりたい」というご相談を本当に多くいただくようになりました。

すでに起業したけど集客できず苦戦、という方も多いよ。

私の経験がお役に立てるならば、「ペットシッターとして独立するための方法」をこちらにまとめておこうと思います。

前回、開業するまでの手順を紹介しました。

今回は成功する運営方法についてお伝えします。(こちらはその前編です)

ペットシッターに限らず、サービス系のスモールビジネスで起業したい方にも参考になると思いますので、興味ある方はどうぞ。

ペットシッター事業で10年

私は現在、大好きなペットシッターの仕事をしています。

動物と働ける毎日が本当に幸せで、ありがたいことにお客さまにも恵まれました。

おかげさまで自分の事業を立ち上げて10年近くになります。

凡人社畜30代だった私が起業するまでの経緯は、こちらにまとめています。

ペットシッターを辞める人は多い

最初から夢のないことをいいますが、ペットシッターは参入障壁が低い分、事業継続への成功率は低めかもしれません。

つまり、誰にでもなれる職業ですが、誰もが安定収入得られる仕事ではありません。

なんだかYouTuberみたいだね。

私が知る限り「ペットシッターを仕事にしたい!」と目を輝かせていた同業者のうち、「思ったより稼げないし、大変」ということで、ほとんどの方が数年以内にいなくなってしまいました。

みなさんが辞める理由は主にこちら。▶︎未経験で事業を立ち上げた主婦が見た、個人事業に向いていない人特徴5選。

私の場合、ありがたいことに十分食べていける上に、ここ数年は投資用の種銭まで確保することができています。

 ▶︎【2022年総括】運用1000万円達成。40代主婦のコツコツ長期投資術。

実はその背景には節税固定費削減など、多くの工夫があります。以降で、全てご紹介します。

ペットシッター事業を成功させる方法

私がペットシッター事業で行なったことは、以下6つでした。

  1. 固定費を最小限にする
  2. 市場ニーズを知る
  3. 副業で小さく始める
  4. 考えるより行動する
  5. 好きな仕事になるまで続ける
  6. 個人資産をつくる

上記の方法を、詳しく解説した過去記事とともに説明していきますね。それぞれ見ていきましょう。

成功する運営方法① 固定費を最小限にする

運営成功率を上げるための最も有効な方法は、ズバリ「固定費を極力小さくすること」です。

全ての商売に言えることですが、固定費が大きければ大きいほど、利益目標を高く設定せねばなりません。

そのため、特にスモールビジネスでは、事業固定費をどれだけ小さくできるかが、最初にして最大の分岐点となります。

①-1 事務所の費用を抑える

まず考えたいのが「事務所」をはじめとする事業固定費。

特に家賃が大きいと売り上げが不安定になった時、すぐに資金繰りに追われます。

私は元々月額1000円のバーチャルオフィスを契約し(現在は行政不可)、今はレンタルオフィスを契約しています。

私の場合、実際にコロナ禍の2年間は収入が激減しましたが、大きな家賃がなかったおかげでストレスなく過ごすことができました。

持ち家の方は「自宅兼事務所」にするのが、最も固定費を抑えられる方法ではないでしょうか。

私も近い将来に賃貸契約を変更し、自宅兼事務所にしようと思っています。

①-2 青色申告事業者になる

節税についても、できるかぎり自分で工夫しましょう。

私がペットシッターでゆるく働いていられるのは、会社員である夫の扶養に入りつつ青色申告をするフリーランスだから。

チートのように見られますが、これは国が認めた王道の節税方法

毎年青色申告ソフトで確定申告するだけで、かなりの節税!

このおかげで、会社員ならば2〜3割が税引きされるところ、個人事業主の私の場合は事業利益がほぼ全て手元に残る仕組みになっています。

扶養に入らない場合

配偶者が会社員でない・扶養に入らない場合は、以下の節税方法もありますよ。

  • iDeCo
  • 小規模企業共済
  • マイクロ法人化

それぞれの詳細は省きますが、気になる方は調べてみてください。(扶養内の私もiDeCoを併用しています。)

自分にあった節税方法を調べておこう!

成功する運営方法② 市場ニーズを知る

あたりまえですが、市場には競合がたくさんいるため、自分のサービスを選んでもらわねばなりません。

②-1 街を観察して市場ニーズを知る

まず私が行ったことは、実際に街角に立って、通り過ぎる人を観察することでした。

とてもアナログな方法ですが、これで事業ターゲットが明確になっていくのです。

例えば、私が「このエリアでお客さんになりそうな人」だと思ったのは以下でした。※()内は実際に観察した時に多く現れた人たちです。

  • 日本人の富裕層(車、持っている小物、お金のかかっていそうな美肌の女性)
  • 外国人在住者(大使館や外資系企業で働く外国人)

比較的大きな都市ならば誰にでもすぐできる方法(しかもお金もかからない)なので、ぜひやってみてください。

②-2 自分の市場価値をつくる

実は私のいる都心は「ペットシッター」だけなら多くいますし、安価な業者もたくさん存在します。

私は自分の報酬を相場より高めに設定していますが、ありがたいことに依頼には困らず、むしろこちらの希望に合うお客様を選ぶ側にいます。

このような楽な働き方を可能にしたのは、スキルの組み合わせにあります。

具体的に今の私が身につけたスキルは「ペットシッター資格」「+専属スタッフ」「+英語可」さらに最近は「+守秘義務」「+動物介護」です。

どれも単独では弱い価値ですが、組み合わせることで市場で価値ある存在となるのです。

②-3 素敵なお客様を大切にする

自分を選んでくださったお客さまに対しては、感謝の気持ちを持って常に誠実でいましょう。

人となりに難あるお客さまが集まってしまうと、報酬に見合わない労力を使うことになりかねません。

個人で事業を行う場合、こういった人的要因のトラブルを事前にどれだけ回避できるかというのも、重要なスキルになると思います。

 ▶︎私が過去に出会ったことのある難ありのお客さまエピソードはこちら

成功する運営方法③ 副業で小さく始める

好きなことでゆるく働きたかった私の場合は、ペットシッターは副業でスタートしました。

実際にやってみて思ったのは、生活費の最低ラインは本業で確保しつつ、興味のある分野を副業で始めるというのが、私が思う最適解だということです。

私の場合は派遣社員として週3日働きながら(本業)、土日にペットシッター会社でアルバイト(副業)をしました。

やっぱり生活費がかかっている労働で「好きなことかどうか」を判断することって、私には難易度が高いと思うんですよね。

失敗しても生活に困らない安心感があるからこそ、気軽に副業に挑戦できるのです。

③-1 副業で負を知る

副業で行うメリットは、その職業の負の側面を知ることができるということです。

私の場合は、ペットシッターという職業の「負」の面を知っても尚やりたいと思ったため、自分なりに負を解消する工夫をし、独立することにしました。

工夫というのはたとえば、以下のようなことです。

  • 賃金が低い」という負→独立後は自分が気持ちよく働ける料金設定にする
  • 移動時間が長い」という負→サービスエリアを自分がよく知る狭いエリアのみに限定する

最初に副業として小さく体験することで、独立前に負を解消する調整期間が設けられます。

以上のことから、私はやってみたいことがあれば、まずは副業としてやってみるというのが最適解ではないかと思っています。

すみません!長くなったので次回に続きます。

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